初対面から明るい笑顔が印象的なYUKIさん。普段は一般企業でデータアナリストとして勤務しながら、フードコーディネーターやハンドメイド作家として活躍しています。
その素顔は、独特な面白さから「変わっている」と友人たちから言われることも。とにかく多趣味で多彩、まさに「カラフル」な彼女の日常と、今後の展望について語っていただきました。
「サザエさん」に育てられた幼少期
ー変わっているって言われるのは、小さいころからですか?
実は家族の方が変わってるんですよ。父はものすごく静かなんですが、沖縄出身の母は考えられないほどうるさくて、そのギャップがひどいです(笑)。母はまるでサザエさんみたい。
ーサザエさん??何かエピソードを教えてください!
子どものころって、いたずらしたり言うことを聞かなかったりすると、よく怒られるじゃないですか。そういうときに、うちの母は、50センチ定規を持って追いかけてくるんです、外まで。「いいかげんにしなさいー!!」と言いながら。マンガですよね(笑)。
小学校のころは、友達とうちで待ち合わせして一緒に登校していたんですが、友達が来ると「あんたいつまで寝てるのー!!」っていう母の声が、家の外までしっかりと響いていたそうです(笑)。叩き起こされたわたしはボサボサ頭のまま登校してましたね。
ー絵に書いたようなサザエさんですね(笑)。
だからかどうかはわからないですが、昔から笑いのネタが尽きません。学生時代は自分から面白いことをするわけではないのですが、日常生活から面白いことが自然に見つかるので、それを友人に聞いてもらって、周りを笑わせるタイプでした。
(実はシャイでモノマネとか変顔は絶対できないタイプなんですけど。笑)
面白いことを見つけるセンサーは人一倍持っているのかもしれません(笑)。
ー小さい頃から、何かを発信することが得意だったかもしれないですね。
沖縄惣菜屋で料理に目覚める!!
ー料理はいつから始めたんですか?
学生時代に始めた、沖縄惣菜屋でのアルバイトからです。大学は理系で、専門は数学・統計でした。元々数学が好きで、むしろ数学しかできなくて。高校時代の先生がその大学の数学科出身だったので、そこしかない!と思い受験して受かりました。
ー直感で決めたところがYUKIさんらしいです。
アルバイトをしていた沖縄惣菜屋は個人経営のお店で、良くも悪くもゆるくって、楽しかったし居心地が良かったので、大学2年生から3年ちょっと働いていたんです。
あるときに店長が、急に辞めてしまったんですね。困ったのはそれからなんです。調理は全部店長がやっていたので、他の人では同じ味が出せず毎日ハラハラしながら接客をしていました。
これはなんとかしないと、と思って、料理は好きだったので、調理担当に立候補して、無理やり入れてもらって(笑)、私がやるようになりました。店長のレシピを見ながら一生懸命やっていたら、ある日お客さんに「美味しいからまた買いに来たよ」と言われたんです。それが嬉しくて!
そこで火がついて、料理をもっとがんばるようになりました。売り上げも上げたかったし、新商品を試作して、スタッフで試食して、良かったものを販売したり、季節ごとにイベントを開催したりして、売上改善にも取り組みました。
ーまさに店長のような働きっぷりですね。
アルバイトがとても充実していたので、就活をしないとっていう気も全く無くて。大学を卒業してからもそのお店で勤務しました。色々あり数ヶ月で他の惣菜屋に転職しましたが、飲食が大好きになっていましたね。
当時、将来は自分のお店を持ちたいと思ってたので、勉強の為に百貨店に入っている大手の惣菜屋さんに行きました。そこは、廃棄(売れ残りの商品)を出すことに厳しいところだったので、大学で統計をやっていたのを活かして、エクセルで売上管理することを思いついて実行しました。
雨の日に売れる商品や、土日に売れる商品などの傾向をデータで算出したら意外に当たって、在庫の管理がしやすくなったんですよ。これが「マーケティング」との出会いでした。「マーケティング、神!!」って思ったんです。
それで、もっとマーケティングが学びたくなって、25歳で初めて就職活動をしたんです。完全にキャリアチェンジだったのですが、入社した会社では、勤務してすぐに「分析に使うための集計をやってください」と、実用的なことをやらせてもらえて、たくさん学べたし成長できました。会社は変わりましたが、今でもデータアナリストとして勤務を続けています。
カラフルフードコーディネーターYUKIの誕生☆
ー料理人とデータアナリスト、意外な組み合わせでした。フードコーディネーターはいつから始めたんですか?
おととしの2015年ごろです。会社員をやりながら、やっぱり料理もしたくなって、趣味で終わらせたくなく仕事の傍ら自分で料理教室をやり、休みの日はフードコーディネーターのスクールに通いました。
そもそも料理教室を自分でやりたいと思ったのは、さらに2年遡るのですが、マクロビ(※)の料理教室に3ヶ月通っていたことが一番のきっかけだったと思います。
(※マクロビ…マクロビオティック。玄米や全粒粉を主食とし、豆類、野菜、海草類などで組み立てられた食事のこと。玄米菜食、自然食とも言う。)
マクロビの教室はダイエット目的で通ったんですが、3ヶ月で10キロやせて!!マクロビすごいなと思って、ハマりました。そのときにブログをやっていたら1日3,000人くらいアクセスしてくれるようになって、ちょっとした有名人になりました。
(当時のブログはもう閉鎖して、今はカラフルフードコーディネーターとしてブログを新設しました)
ーすごいですね!外見が変わると自信がつきますよね。
私が一番感動した変化は、実はメンタル面なんです。元々マイナス思考で、メンタルが弱かったんです。会社に慣れるのも1年くらいかかっているほど、人と心置きなく関われるようになるのに時間がかかるタイプです。
とにかく自分に自信がなく、細くて可愛い子をみては落ち込んでいました。ネガティブ全開の時は外に出たくなかった時期もあったんですけど、マクロビを始めてから、そういう気持ちがなくなりました。都内のマクロビ店に行ったときに「YUKIさんですよね?ブログ見てます!」と声をかけていただけることも自信になりました。
仕事もうまく回るようになって。以前は怒られたら、「こういう見た目だから人より怒られるんじゃないか」と思うこともあって、今思うと黒歴史みたいな感じです(笑)
料理教室を卒業する頃には周りからも「明るくなったね」と言われるようになりました。
その「メンタル面の変化」を訴求していきたくて、自分で料理教室をやりたいと思うようになったんです。彩りが鮮やかなワンプレートやカラフルな野菜料理が大好きなので、「カラフルフードコーディネーター」という肩書にして。料理教室もカラフルをテーマに、野菜を中心のヘルシーだけどがっつり食べられる料理を教えています。今は教室をお休みしているんですが、またやりたいですね。
ーメンタル面の変化…。マクロビダイエットにはそんな効果があるんですね。
実は体重は大幅にリバウンドしてしまったのですが(笑)、メンタル面のリバウンドはありませんでした。自分と仲良くしている人たちが、自分のどこを見ているのか、がわかったんですよね。仲良くしている人は最初から、外面ではなくて中身を見てくれてたんだなって。それからは変な勘違いをしなくなりました。
YUKIのカラフルな日常
ーブログを拝見すると、ピアスを制作したり、楽器を弾いたり、もちろん料理もされていますよね。なぜそんなに多趣味なんですか?
「何か楽しいことやりたいな」って常々考えているからでしょうか?
あと、飽き性なので、お休みに何もしないことにも飽きてしまうんですよ(笑)。平日夜や土日の休日は、何かしらやっています。
最近はエレクトーンにハマっています。3歳から20年ほどやっていたんですが、そのエレクトーン熱が再燃して。メルカリとかオークションで昔の曲の楽譜を買って、いろいろと弾いています。
ハンドメイドは、樹脂ピアスを制作していて、Minneで販売しています。ピアスの台紙もフルオーダーなんですよ。とにかく何でもオリジナルで作る派です(笑)。
ビジネス書も結構好きで、家にこれから読みたい本がたくさん積まれています。DVDはミュージカルばっかり見ていますね。このスマホケースも海外に発注して作ってもらいました(スマホケースは、ミュージカル映画のポスター柄!)。
こだわりが無いように見えて、実はかなりこだわりがあるんです。
YUKIはこれからどこに向かうのか??
ー興味のある幅が広すぎて驚いてしまいます。今後は何を中心に活動していくんですか?
自分で何かやりたい、というのは常々あります。すでにやっているフードコーディネーター、ハンドメイド作家に加えて、ブログやインスタもやっているので、ブロガーやインスタグラマーにも興味があります。
ビジネス本の執筆もやりたいと思っています。
というのも、昔とても尊敬する先輩に仕事が出来ずに悩んでると相談したらこんな事を言われたんです。
「俺も昔は今のお前と同じくらい仕事が出来なかった。だから出来ない奴の気持ちがわかる。今は昔の自分だったらこうして欲しかったと思う方法で教えてるし、そこを分かりやすいといって頼ってくれることが嬉しい。だから出来ない事が必ずしもマイナスとは限らない」と。
衝撃でした。そして私は大泣き(笑)
当時はその感覚が全くわからなかったんですよ。でも月日が経って、自分が教える立場になった時初めてその言葉が自分の中で腑に落ちたんです。
よく、「なんでそんなこともできないんだ!!」とか、うまく質問できない部下に怒る人がいますが、"なぜ出来ないか"を自分で理解してたら、始めから出来てるし、"わからない事が何か"を理解してたら質問に苦労しないわ!って。(笑)
そういう場面を見ると、なんでそんな言い方するんだろうって見ているだけで悲しい気持ちになるんです。
でも、それは仕事ができずに悩み苦しんだから感じることができるんだなと。辛い経験がプラスになった瞬間でした。
そして自分が後輩を持った時は沢山感謝の言葉を受け取りました。その時に自分の過去の経験や、そこから得たものを、仕事ができないと悩んでいる人や、教える立場の人に知って欲しいと思ったんです。
もしかしたらビジネス書ではないかもしれないですが、何か形にはしたいですね。
あとファンタジーが好きなので、ファンタジー小説も書けたら面白いですよね。子どもが主役のファンタジーはたくさんあるので、OLを主人公にして。イタくない話にしたいです(笑)。
これは完全にネタですね(笑)。
ーアイディアがたくさんありすぎて悩みますね(笑)。なぜそんなに面白いことを考えられるんですか?
やっぱり、楽しいことをしたい!と、常々思ってるからでしょうか。
あとは、周りの人も楽しそうにしていてほしい。だから「自分も周りも楽しくなること」を無意識に考えています。
私がブログやSNSで発信するのも、自分がワクワクしたものを、他の人にも知って欲しいからです。エレクトーンを弾いたら、動画にしてSNSに載せたり、飲食店でご飯を食べたら、ブログにアップします。そうしたら、誰かが見てくれる。見た人が、動画を見ることでワクワクしたり、同じ飲食店に行って、実際においしいなって思ってくれたりしたら嬉しいと思っています。
今でも人見知りなんですけど、やっぱり人が好きなんです。
どんな形であっても、私と関わった人には笑顔になって欲しい!って思います。
今後の展開は考え中なのですが、イメージでいうと「1人デパート」です(笑)
自分が興味を持った事をジャンルを問わずどんどんやって共有して、色んな人が「お!なんか面白そうだぞ!」って覗きに来てくれるような。
アイディアも募集中です!(笑)。これからも興味があることにはたくさん挑戦して、みんなを楽しませる存在でいたいですね。
ー今後のご活躍に注目しています。本日はありがとうございました!
【Information】
YUKIさんのブログやサイトはこちらからご覧ください♪
http://s.ameblo.jp/happiness-salad-life/
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